映画「ブーメランファミリー」2013年

2013年公開の韓国コメディードラマ映画です。前科持ちの44歳長男、仕事でも家庭でも失敗した売れない映画監督の40歳次男、バツ2で思春期の娘を連れた末っ子の35歳長女。中年世代のいい年になりながら、それぞれの事情で実家へと戻ってきた3兄妹が、再び母親と暮らしながら心と絆を再生させていく話です。

韓国映画の功績

2019年は、政治的な背景で日韓関係がとても悪くなりました。私自身も特に理由もなく、なんとなく韓国に対して不愉快な感情を抱いていました。そんな中で妻より、この映画を見ようと提案があり鑑賞しました。この映画の風景が韓国の代表的な風景なのかどうかはわかりませんが、「韓国ってこんな感じなのかなあ」と思わせる日常が散りばめられており、とても韓国に親しみを感じるようになりました。

家族のドタバタ

次兄インモは、妻に浮気されてその不倫相手の男をボコボコに殴ってしいます。職業は映画監督でしたが、製作した映画は全く当たらず、絶望の果てに首を括って死のうとしていました。その時、母親から電話が入り、「ご飯を食べにおいで…」と誘われて、自殺は思い留まり母親の家に転がり込みます。その家には、兄ハンモが刑務所から出所してグータラ過ごしていました。今度は、妹ミヨンが、その娘ミギョンと現れる。狭い自宅に5人暮らしとなり、ストレスがたまります。母親は、毎日のように肉を買ってきては、「たくさん、お食べ」、と子供たちに食べさせながら、幸せそうに微笑みます。そんな中、ミギョンが家出し、悪い組織につかまり、ハンモがミギョンを助けるためにマフィアの言いなりになったり、母親は子供達のために・・・。兄弟愛、親子愛が、ユーモアを交えながら、丁寧に描かれています。

感想と薀蓄(うんちく)

一度は巣立った子供たちが、それぞれの事情を抱えてブーメランのように一つ屋根の下に舞い戻り、表向きはいがみ合うことがあっても、なんやかんやと家族のために自己犠牲を厭わず強い愛情を持って助け合う姿が描かれます。韓国もやるな~、と前向きな気持ちになれる映画でした。最終的にはハッピーエンドの映画でした。韓国の好感度upしました。Happy smileになれること間違いありません。

お母さんが、家族が食べる焼き肉を調達するために近所の老人に何かを提供するシーンがあります。お金のために自己犠牲という美しいシーンなのかと感じると同時に全体のストーリーからは、自分のやりたいように自由に生きる自立した女性を描いているようにも見えます。どんな物事も自分がどう考えるかで捉え方が変わります。一つの価値観にとらわれないように柔軟な発想で生活していきたいです。

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