ペップトーク PEP TALK で前向きに!

ペップトークは、もともとアメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行っている短い激励のスピーチです。先日、テレビを見ているとペップトークの短い特集があり、これを実践するとスポーツとは関係なく、皆が前向きになれると確信しました。

早速勉強してみようと決意し、「実践!PEP TALK」(浦上大輔著、フォレスト出版)を購入しました。重要な部分は段落が分けてあったり、太字で示してあったりと、読みやすさに工夫がしてある本でしたので、一気に読めました。

ポジティ語

全てのペップトークの基本となるpositiveな言葉です。
とらえかた変換
「すぐキレる」→「熱心だ」
「難しい」→「やりがいがある」
してほしい変換
「負けるな」→「ベストをつくそう」
「遅刻しないで」→「時間に余裕を持って」
前向きな言葉に変換する習慣が大切です。少し前にはやったネガポ辞典と同じ発想です。これを続けると人生自体が前向きに変わってくることを自覚しつつあります。

セルフペップトーク

自分自身を励ますペップトークです。心の中でつぶやいたり、声に出すと、心が元気になる言葉です。周囲に元気を与えるには自分が元気である必要があります。

重要なことが自己に対する「受容と承認」です。
自己受容とは、自分で自分の状態を受け入れて受容することで、自分のマイナスの面、マイナスの状況を受容します。自己承認とは自分にあるものを認め、承認していくことで、マイナスの状況のプラスの面に目を向けることです。自己重要感を醸成することにもつながります。

自分に対して、背中を押すセルフペップ、気持ちを立て直すセルフペップ、感謝を伝えるセルフペップ、この3つを具体的に書き出して、楽しみながら実践することが強く推奨されます。

やる気を出してもらおうとする相手に対して

PEP TALKは以下の7行程で構成されます。
P, present:事実の受け入れ
E, Empathize:状況・感情への共感
P, positive:とらえかた変換
T, teach:教訓の方程式
A, action:してほしい変換
L, lead:勇気づけ
K, kick off:背中のひと押し
頭文字7個でPEP TALKです。

7行程は多いので基本は以下の4つの行程になります。
① 受容(事実の受け入れ)仮に辛い状況であっても、それを前向きに事実を事実として受容します。
② 承認(とらえかた変換)辛い状況も、見方によっては前向きに解釈することもできます。positiveな解釈で承認します。
③ 行動(してほしい変換)「~してはいけない」ではなく、「~しようよ」「~してほしい」。
④ 激励(背中のひと押し)励ましの勢いのある一言。
まずはこの4行程を実践したいです。あまり長いと言葉を発する前にいろいろと考えてしまいそうです。

ペップトークの実践

ステップ1 まずペップトークを知る
ステップ2 意識的にペップトークを使ってみる
ステップ3 うまく使えた時と使えなかった時を繰り返し試行錯誤する
ステップ4 無意識にペップトークが使えるようになる

間違った思いこみ

あまりペップトークを真面目に実践するとデメリットもあるのではないかと、考えてしまいます。でもそれは間違った思いこみ、とわかりました。
例えば・・・
「褒めるとつけ上がる」
⇒「褒めること」と「甘やかすこと」を混同しているかもしれません。
「楽しいだけでは成果が出ない」
⇒「楽しむこと」と「楽をすること」を分けて考えます。
「ダメ出ししないと成長しない」
⇒ミスや足りないところを改善点、伸びしろとして前向きにとらえる。
相手の成長を望む心がけと相手に対する信頼があれば、少し気をつけるだけでデメリットはほとんどないと言えます。

ペップトークに必要な力

ラポール・・・信頼し、信頼される関係を構築すること
ストローク・・・相手をその気にさせるエネルギーを持つこと
メラビアンの法則・・・話の内容と見た目を一致されること
 話の信憑性の判断基準:視覚 55%、聴覚 38%、言葉 7%
言葉の内容よりも、視覚的な情報(身ぶり、手振り)、話し方のトーンなどにも気を配る必要があります。

それ以外に、下記の力も重要です。
応援力・・・相手と夢や目標を共有し、相手の可能性を信じる力
把握力・・・相手に寄り添う傾聴力、相手の心をおもんばかる斟酌力
判断力・・・相手の状況によって、何が必要かを判断する力
伝達力・・・ここぞという時に、相手に伝える力

信頼関係のある中での発言は相手にも伝わりますが、そうでない場合は素晴らしい言葉であっても相手には伝わりません。相手を思いやる心があった上でこそのペップトークなのかもしれません。

エッセンスだけを抽出してしまい、上記を読むだけではなんのことだか、わからない部分も多いかもしれません。でも、概要はご理解いただけたと思います。最後に「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」(エリック・バーン)。ペップトークを使って、明るく、楽しく、前向きな、自分・家庭・職場の未来を作りましょう!