映画「デーモン・インサイド」2018年

原題は「What Keeps You Alive」で、カナダの作品です。レズビアン夫婦のジュールズとジャッキー。2人は人里離れた湖畔の古民家で週末を過ごす。結婚してまだ1年の2人にとってラブラブの週末になるはずでした。しかし、ジャッキーの隠された過去が露わになると同時に、彼女が豹変します。サイコスリラー・ホラーに分類される映画です。

レズビアン夫婦が湖畔の家に

結婚1周年を迎える同性夫婦ジャッキー(Hannah Emily Anderson; 169 cm)とジュールズ(Brittany Allen; 174 cm)は、ジャッキーが幼少期に住んでいた湖畔の家にやって来ます。ジャッキーはデーモンが・・と妙な歌を歌い、クマを撃ち殺した話をジュールズにします。その晩、湖の向かいに住むジャッキーの幼馴染が訪ねてきますが、ジャッキーのことをメーガンと呼びます。この場面では、幼馴染が何か恐ろしいことをするのではないかと予感させます。

微妙な雰囲気を感じたジュールズは翌日幼馴染のもとを訪ね、過去に起こった悲惨な水難事故の話を聞きます。数日後、2人の違和感の原因の理由に納得したジュールズはジャッキーと仲直りし、二人は山を散策しはじめます。ところが、ジャッキーが突然ジュールズを崖から突き落とし瀕死の重傷を負わせます!!

(ジュールズ)なぜ、突き落とされたか、全く理解できません

これが本当に突然の展開で、見ている方もびっくりします。必死で逃げようとするジュールズでしたが、ジャッキーはライフルを手に彼女を追い詰めます。

(ジャッキー)ライフルが良く似合います

ジュールズは瀕死の重傷を負いながらも、一命をとりとめジャッキーから逃げ出します。しかし、ほどなくして湖上でジャッキーに捕まります。すぐに逃げ出したいジュールズ、すくに殺したいジャッキーでしたが、幼馴染夫婦との食事の約束を果たすために仕方なく共に行動します。ジェールズを殺害する理由は、ありきたりに保険金目的でした。

食事中隙を見てジュールズは幼友達にジャッキーがサイコパスであることを話しますが、それを見つかってしまい、ジャッキーは幼馴染夫婦を惨殺します。ジャッキーはジュールズを車に乗せて彼女を突き落とした崖まで連れていこうとします。ジュールズは隙をついて落ちていた麻酔銃の弾をジャッキーに突き刺し逃げ出します。

ここからは、ネタバレです

追いかけるジャッキーでしたが、麻酔が効いて意識を失います。その隙にジュールズは一度は逃亡に成功しますが、彼女を殺すために戻ってきます。しかし、すでにジャッキーは意識を取り戻しており、ジュールズを再度崖から突き落とし殺しました。警察に通報したジャッキーはいつものように演技をして悲劇のヒロインを演じます。全てが終わり、ジャッキーはいつも通りインスリン注射を自分にします。すると立ち眩みや吐き気を催します。ジュールズがジャッキーの注射器に漂白剤を塗って彼女を殺すために仕込んでいたいたことが判明します。 ジャッキーは漂白剤の副作用のために死にます。

感想と薀蓄 ~カナダ版「保険金殺人事件」~

ジャッキーのサイコ度合が極端で98分という長さの割には、映画を見たという充実感はあります。ただ、結局は保険金目的殺人でホラー映画とも言いにくい演出です。内容は2時間ドラマ程度です。出演者も全部でたったの4人のみです。カナダのホテルに滞在したときに、テレビでこの2時間火曜サスペンスを見たと思えば、カナダに旅行した気分になれました。ちょっとお得な感じです。

背景がカナダの雄大な自然で、2人の主役が長身なので、ドラマとは異なる大きなスケールを感じたのかもしれません。撮影場所はカナダ・オンタリオ州(湖が25万か所あると言われています)マスコーカ地域で、豊かな森と数多くの湖に囲まれた大自然で一年を通して様々なアウトドアアクティビティを満喫できる観光地です。出演者以外に人がいないことは、確かに気味が悪い雰囲気がありました。