映画「刑事ジョン・ブック 目撃者」1985年 ~アーミッシュの少年と刑事~

殺人事件の「目撃者」となったアーミッシュの少年とその母親を守ろうとする一人の刑事の格闘を描いています。キリスト教の非主流派として非暴力で前近代的な生活を営むアーミッシュと刑事との文化的交流や恋愛模様を描いたヒューマンドラマです。原題は「Witness」です。

殺人事件を目撃

「夫を亡くしたレイチェルと息子サミュエルは、ペンシルベニア州のアーミッシュの村からボルチモアへ行く途中、殺人事件を目撃してしまいます。翌日、サミュエルが犯人の一人が署内のマクフィー刑事であることに気づきます。」

この映画は1985年のアメリカ映画で、少しだけ古いアメリカの田舎の雰囲気が満載です。懐かしい雰囲気を感じます。当時のアメリカの駅と電車はこんな感じだったんだなあ、と感心してみたりできました。

感想

映画の冒頭でレイチェルの義父は、母子が旅に出る際に「イングリッシュに気をつけろ」と警告します。イングリッシュとは、アーミッシュが非アーミッシュのアメリカ人を指す呼称です。

ジョンも村で当初「イングリッシュ」と呼ばれていました。最後にジョンが村を出るときには、義父から「イングリッシュに気をつけろ」と告げられ、義父から最終的にはアーミッシュの一員として認められたシーンが印象的です。ようやく郷に馴染めた瞬間です。

35年前の映画で、ハリソン・フォードがとても若いです。1942年生まれなので、当時は43歳です。「逃亡者」が1993年の映画なので、それよりも8年若いです。今も残っているクラシック映画はやはり名作が多いと感じました。

機微考察 アーミッシュのこと

アーミッシュはアメリカへの移民当時の生活様式を守るため電気を使用せず、現代の一般的な通信機器(電話を含む)も家庭内にありません。近代以前と同様の生活様式を基本に農耕や牧畜を行い、自給自足の生活を営んでいます。アーミッシュの生活様式を学ぶのであれば、まずは映画「Witness」を見なさいと、いろいろなところに記載があります。服装は黒系で地味で、装飾品はありません。私の妻は、アーミッシュの服を着てみたいと言っています。文字だけでは伝わらないアーミッシュの生活を垣間見ることができました。

冒頭部分のブックとレイチェルが車の中で会話するシーン、納屋を建てるシーンは、以前勉強した英会話教材(スーパーエルマーVOAコースのNo.4)にも出てくるシーンです。学習しているときは全体の流れが良く理解できませんでしたが、映画により前後の背景がわかり膝を叩きました。というよりもこのシーンの前後を確認したくて、この映画を探したというのが事実です。映画と以前の自分の経験が交叉する瞬間はかなり嬉しいですね。