「やりたいこと」の見つけ方

ドラマ「俺の話は長い」をまとめて見ました。30分2本立ての構成で、短めのストーリーが20本の構成です。出演者の弾丸トークと台本の面白さで笑い満載のファミリードラマです。

満の「やりたいこと」探し

岸辺満(みつる;生田斗真)は31歳の独身男性。大学を中退した後、コーヒー好きに乗じて起業したものの見事に沈没してしまい、6年前から全く働いておらず、喫茶店を営む母親に頼って生活しています。働きたいという気持ちは常に持っており、他人に頼らず何とかしたいと考えています。

満には「口喧嘩に関しては誰にも負けない」という変わった能力がありました。何か自分に不利があると、様々な屁理屈を繰り出しては自分の本性を誤魔化してしまったまま生きてきました。キャリアウーマンの姉である秋葉綾子(小池栄子)はバツイチで、第一話では不愉快なくらい強気です(その後、良い妻に変わっていきます)。満と綾子の言葉の弾丸バトルがめちゃくちゃ面白いです。

全体を通しての大きな話題の一つが、満の「やりたいこと」探しです。いろいろな立場の人に「やりたいこと」のアドバイスを、ときに反抗的に、ときに素直に聞きますが、なかなか見つかりません。

「やりたいこと」の見つけ方

八木仁平著書の「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」(KADOKAWA)という本があります。内容はとてもシンプルで、わかりやすいです。

本当にやりたいこと = 大事なこと(価値観)+好きなこと(情熱)+得意なこと(才能)
と簡潔にまとめます。

①大事なことは、何のためにいきるかという人生の目的のことで、具体的に周囲の人、社会をどのような状態にしたいのかを考えるとイメージができます。
②好きなことは、「自己理解」が重要です。お金を払っても勉強したいことがあれば、それが好きなことです。具体的には自分の本棚を眺めて、どのようなジャンルが多いのか。本屋に行ってどのようなジャンルでワクワクするのか、を観察するとわかりやすいです。
③得意なこと。他人が何かをできなくて、イラッとしたときに注目です。イラッとした理由は、「自分ならその類のことは努力しなくても当然できる」ということの裏返しです。そのことが得意なことの可能性があります。

自分の理想と現実の間を埋めることが「やりたいこと」との結論できます。とても、自分では気づきにくいことを、わかりやすく納得できるようにまとめています。

現実の世界では

ドラマの最終話で、満はスーツ姿に身を固め、議員秘書の就職のための面接会場に向かうも、結局面接の場においてはいつものように屁理屈を並べていました。合格になるかどうかは、視聴者の判断にお任せとなっています。視聴者の心の中での捉え方で結論が変化するというのは、それぞれの視聴者で納得できる終わり方です。私は、雇用主と満がぶつかりながらも、両者成長していくと想像しました。

振り返って、私自身が今の仕事がやりたかったことなのかと自問してみました。20年以上にわたり常にそうであったかは別として、大事なこと、好きなこと、得意なことと、3つの要素を満たしており、「本当にやりたいこと」を仕事にしていると、改めて納得しました。

もしも、「やりたいこと」がなかなか見つからずに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、上記のドラマと本はお勧めです。明るく、楽しく、前向きに、仕事・生活できることが、自分の「やりたいこと」なのだなあ、と思いました。