映画「ファースト・キル」2017年 ~悪徳警官の陰謀~

2017年アメリカのアクションスリラー映画です。監督はスティーヴン・C・ミラー。出演はヘイデン・クリステンセン、ブルース・ウィリスです。ブルース・ウィリスが登場しますので、愉快なアクション映画を期待して鑑賞を始めました。

気弱なダニーを心配して

幼い息子ダニーが学校でいじめられていると知った父ウィルは、息子との時間を過ごすため自分の故郷の田舎町を訪れます。ウィルはダニーと共に森の奥へ鹿狩りに出かけますが、そこで男が別の男を銃で撃つ現場に遭遇します。殺された男は警察官でした・・・。

ウィルは、黒幕はハウエルと理解しますが、亡き父親の旧友でかつ警察官であるハウエルを撃つことに躊躇いを感じます。ところが、ハウエルは「ウィルの父親を殺したのが初めての殺人で心が躍った」と自嘲します。ウィルはハウエルへの復讐・自己防衛に成功します。

感じたこと

途中から、銀行強盗は複数の警察官であることが推測されました。ただ、何人のグループなのかがわかりません。どの警察官が悪党で、どの警察官が善人なのかがわからない中で、息子の救出を遂行しなければならない心情はなかなか辛いものでした。最終的には犯行グループは4人で、全員が殺害されました。このスッキリ感がアメリカらしい、といえばらしいです。勧善懲悪の展開で、ホッと一息です。

ダイハード、アルマゲドン、アクト・オブ・バイオレンスと、善い人役が多かったブルース・ウィリスが最終的に悪党役だったのが、私には意外な展開で、良い意味で裏切られました。悪党として出現すると、ダイハードのイメージが強く、世紀の極悪人のように映りました。貫禄のある一つ一つの動作が見応え充分です。

舞台は、オハイオ州グランビルで、人口は約6000人の小さな村です。大学、教会など歴史的な建造物が多い村です。映画の中では、アメリカの田舎町の典型的な雰囲気を味わうことができます。今回の銀行強盗については、この町では久しぶりの大事件として扱われています。