映画「テッド・バンディ」2019年アメリカ ~全米を恐怖に陥れた実話~

休みの日の朝、午前4時に目覚めました。妻が起きてくるまでに2時間あります。気合を入れて起き上がり、映画を楽しむことに決めました。ホラーは気を病みますが、朝からファミリーものも・・・。そこでなんとなく、サスペンスぽいこの作品を選びました。原題は「Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣)」。予備知識なしで、鑑賞開始します。

冤罪の兆し

1969年、ワシントン州シアトル。とあるバーで出会い恋に落ちたテッド・バンディとシングルマザーのリズは、リズの幼い娘モリーとともに3人で幸福な家庭生活を築いていました。しかし、ある時、信号無視で警官に止められたテッドは、車の後部座席に積んであった疑わしい道具袋の存在から、誘拐未遂事件の容疑で逮捕されてしまいます。また、その前年にも女性の誘拐事件が起きており、目撃された犯人らしき男はテッドと同じフォルクスワーゲンに乗り、その似顔絵はテッドの顔に酷似していました。

テッドは、不思議な状況証拠から、連続殺人事件の犯人として起訴されます。リズはテッドとの幸せな日々を忘れることができません。状況はどんどんテッドに不利な展開になります。警察は、犯人に不利な証拠を提示し、有利な証拠は隠蔽するのかも・・・、とそわそわしながら鑑賞します。冤罪で殺人犯となってしまい、死刑となるかも・・・、という恐怖は我が身のように感じられました。

実話でした

鑑賞し終わってから、調べると「実話」でした。wikipediaで「テッド・バンディ」を調べると、ほぼ映画と同じ内容の記載があります。映画は、主演のザック・エフロンの演技が素晴らしく、最後まではらはらドキドキを楽しむことができました。

事件は、アイダホ州、ユタ州、コロラド州、そしてフロリダ州ですが、映画の撮影はほとんどはNorthen Kentucky大学などのケンタッキー州で実施されています。

フロリダ州のキーウエスト海岸

邦題名のつけ方

欧米の映画は、邦題名「ニューヨークの最高の訳あり物件」が原作名「Forget about Nick」のように、人の名前が前面に出てくる印象がありました。邦題名に名前が出てくる映画は、キャメロン・ディアス主演の「メリーに首ったけ」がありますが、原作名も「There’s Something about Mary」と名前が前面にでています。

この映画は邦題名がまさに「テッド・バンディ」ですが、原作名は「Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile」と内容を表現しています。有名な事件のようですから、ょっと奇をてらい、そのままを使ったのかもしれません。

この事件を扱った映画は、既に複数あります。『ダブルフェイス(The Deliberate Stranger)』 (1986年)、『テッド・バンディ 全米史上最高の殺人者(Ted Bundy)』(2002年)、『インタビュー・ウィズ・シリアルキラー(The Riverman)』 (2004年)など。名前が既に事件を代表しているくらいの価値を持っている様子です。

犯行の背景

犯行の背景に何があるのかは映画では触れていません。上記のwikiでは、生まれ育った環境と女性関係、そして自分の体験が、背景にあると記載されています。

狂気の行動には、生まれ育った環境が大きく影響するというのは定番ですが、この犯人も例外ではなかったようです。自分の育った環境に感謝すると同時に、子供たちに立派に育つ環境を提供できたかと自問しています。