釣り船での尻もち
2023年8月19日久しぶりに船での釣行に心躍っていました。朝6時に集合し、沖に出航します。その時、自分は船の先の方(船首)に座っていました。揺れが大きく、時々お尻が座面から浮くのを感じていました。ある瞬間大きく浮いた後に、強く座面がお尻にぶつかりました。腰に激痛が走ります・・・。
激痛のために苦悶の表情をしていることに船長が気づき、徐行している間に船尾に移動しました。
船尾に移動しながら、出発の際に釣りベテランの同僚が「船尾に移動しましょうか?」と声をかけてくれたのを走馬灯のように思い出しました。
楽しい釣行
その日の釣りは「落とし込み」で、エサのついていない仕掛けを小魚の群れに落とし込み、アジやイワシを引っかけて、そのまま下(底)におろし、大物を釣り上げる方法です。自分自身は初心者ですが、大物のカンパチを2匹釣り上げ大満足の釣行でした。
午前6時から6時間の釣行でしたが、9時過ぎ以降は腰痛と熱中症のためにゆっくりと休憩の時間としていました。今から考えるとこの休憩が良かったように思いました。
圧迫骨折
2日後、8月21日月曜日になり、腰痛がかなりの程度で持続したために整形外科を受診しました。すると、なんと第三腰椎の圧迫骨折との診断となりました。まだ50歳台なのに・・・と感じる一方で、「この痛みはただものではない」という直観が当たったというドヤ顔の自分がいるのも不思議な感覚でした。1か月は大人しくしようと思います。
辛い点をいくつか列挙しますと、一番は寝返りです。
寝ているときに寝返りすると腰に激痛が走り必ず目が覚めます(3日目まで)。トイレの大が力めません(14日目まで)。靴下が自力で履けません(約4週間。奥様に大変にお世話になりました!)。とほほです。
なぜ第三腰椎?
教科書的には、圧迫骨折は下位胸椎に生じやすいのに、なぜ第三腰椎なのかという点が調べていて気になりました。更に調べていると、腰椎には自然な弯曲があり、椅子に座った状態もしくは(正しい姿勢よりも)やや後屈で尻もちをつくと腰椎レべルに負荷がかかり、地面への尻もち(もしくはやや前屈の姿勢)では下位胸椎に負担がかかりやすいのではないかという結論になりました(医学的根拠はありません!!)。
次回船釣りに行くときは、釣り用の座布団を持参しようと考えています。皆様もご検討ください。
ちなみに
腰を落ち着けて調べてみました。
運輸安全委員会が発表した遊漁船における脊椎骨折事故の発生は船体の前部に集中しているというデータがありました。
そうだったのですね・・・