月の観察 ~中秋の名月 と 月食~

地球から一番近い星は月です。そして月は地球の唯一の衛星でもあります。昔の人は、そんな月を見ながらウサギがいるのではないかと想像したり、楽しくお酒を飲んだり、風情に浸ったりしました。夏目漱石は”I love you”の日本語訳に「月がキレイですね」としました。古代から地球にとって月はなくてはならない存在です。でも、ほとんどの人類は月には行ったことはありません。近いようで、届かない存在が、月の魅力を増幅させてくれます。

中秋の名月

旧暦では秋は7月から9月にあたり、それぞれ初秋、中秋、晩秋と呼ばれます。旧暦は「太陰太陽暦」とも呼ばれ、新月(月が最も欠けています)を1日とし、次の新月には新しい月が始まります。つまり太陰太陽暦で15日は必ず満月となります。そして中秋は旧暦7月~9月の中間にあたる日、つまり、旧暦8月15日の別称となります。つまり「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを示します。

2021年の「中秋の名月」は9月21日です。晴れていれば、明るい満月を眺めることができます。

9月21日の夜、車で何気なく走っているとテレビのニュースで「中秋の名月」を見ることができると知ります。外を眺めると、満月が2つ???

9月21日の夜、車で何気なく走っているとテレビのニュースで「中秋の名月」を見ることができると知ります。外を眺めると、満月が2つ???

満月が2つ かもしれません・・・

写真の向かって左側は「赤信号」、右側が「中秋の名月」です。自分でもびっくりしました。

月食

月食は、太陽と月の間に地球がうまく入り、地球が月に届くべき太陽の光を遮るために”中途半端に”月が陰る状態を示します。

夜に地球から月を眺めた視線が黄色の矢印です

2021年11月19日は深い「月食」を見ることができると、ニュースで色めきだっています。

外にでて月を眺めす。

へ~~~

月食の実物は初めて見ました!

2021年11月19日 娘の さくらんぼ が撮影

月食は、欠けた部分とそれによってコントラストで明るくなった部分が存在し、神秘的な映像となっています。

地球が”球”だとわかっていなかった時代にも、一杯飲みながらこの月食を見た人が存在したと思います。その人たちはどんなことを感じたのだろうか、といろいろ空想してしまいます!