究極のお刺身:津本式による血抜き(都城市早鈴町ATOM)

都城市にあるJA都城直売所ATOMに馬刺しを購入しに伺いました。ここで販売している馬刺しはとても美味しいので年に数回以上は訪れます。同じ敷地にあるレストラン「朝霧」でランチを食べました。「津結丼(つむどん)」・・・、究極の血抜きによる絶品海鮮丼とあります。奥さんも同じく気になったようで、2人ともこれをオーダーしました。

津結丼、津本式とは

津本式の血抜きとは、魚が新鮮な間(生きている間がさらに良い)に血を抜いてしまう方法で、血を抜くことで筋肉の劣化速度を大きく下げる方法で、新鮮さが長く保つことができます。具体的には、①エラ下の大動脈をカットしておいて、②尻尾を切り落として、③尻尾側から脊髄内に水圧をかけて神経を圧出、④エラ側の動脈に水圧をかける、そして水が流れでてくるのを待ちます。

津結丼です。鱒、ヒラメ、タイ、ともう一つの白身魚が、生と炙りで。

津結丼は、「津本式とお客さまとATOMを結び一つになる」という思いを込めて付けられました。「いわなが鱒(ます)」、「しんと平目」、「白寿真鯛」ともう一種類(何かの白身魚、スズキ?)の4種の魚が、生の刺し身のものと炙(あぶ)りの刺し身の計8切れ乗っています。

ややさっぱりとした酢飯に甘めの錦糸卵、そしてなぜかキュウリがとてもフィットしていました。川の魚も入っていますが、久しぶりにとても美味しい海鮮丼に出会いました。

帰りに店員さんに、この魚について尋ねたところ、隣のJA直営所の魚屋さんに作ってもらっているということでした。

JA直営所アトムの魚屋さん

直営所アトムの中にこじんまりと魚屋さんがあります。鮮魚部門の大山さんは津本式に公認された方です。

刺身には、通常の刺身と津本式で処理した刺身がわかるようにシールが貼ってあります。

普段は何気なく通過して、隣の馬刺しを購入していたのですが、今回は娘へのお土産の意味もあり、「津本式」のシールが貼ってある石鯛とスズキの刺身を購入します。

自宅にて刺身

帰宅して、夕食に購入していたお刺身を頂きます。

美味しい!やっぱり美味しいです。

イシダイ、スズキ、馬刺し!

定番の「馬刺し」もとても美味しいです。ニンニク、ショウガ、玉ねぎスライスと合わせます。

3者とも宮崎特有のやや甘めの醤油がパックされていて、これも嬉しい誤算です。私は関東が長いので、普通の醤油しか家には常備していませんので。

最高のお刺身を、昼、夕と2回続けていただきました。とても幸せな日となりました!