「キンパ」の作り方を教える ~母と娘の思い出作り~

娘に料理を教える

2020年の年末、数か月後に就職が決まっている娘のりんごがキンパを作ってくれました。(妻の らき子 が書いています)

あれこれとネットでレシピを探して作ってくれました。すごく美味しかったです。

資格試験でこの夏は勉強一本だった娘が試験が終わり、「来春に就職でここを離れるまでの間に、かあちゃんに料理を習う」と言ってくれました。

私は私のお母さんの味を知っていますが、自分ではさじ加減など再現できず、娘たちに継承できませんでした。代わりにいろんなレシピを計量したり、きっちり作って、その中でも美味しかったリピ決定のものだけは時々作り、それがいわゆる「母(私)の味」になっていったという感じでしょうか。

ということで、教えることなど何ひとつありませんが、方針は決まっています。

娘はいろいろな料理のレシピをネットで調べます。どこかで食べた異国の料理や、美味しい和食、スィーツに、なんちゃって外食レシピ・・・ネットにはたくさん出てきます。

それを再現する術を教えたいと思います。

娘が作りたいと探してきたレシピを一緒に作って、気を付けるところ、焼き加減や煮詰め具合、いろいろ、いろいろ・・・

韓国料理にハマっているようで、キンパの次はヤンニョムチキンです。

そして春には自信を持って娘を送り出したいと思います。

追記:娘は、2021年4月には東京のA事務所に就職が決定し、無事社会人としての一歩を踏み出しました。ときどきlineで連絡をくれますが、狭いキッチンだし、仕事も忙しいので、自炊は最小限の様子です。

キンパのレシピ

焼きのりにゴマ油を薄く塗り、塩をパラパラと振ります、その後少し炙ると最高です ⇒ 韓国のりができます!

ご飯は、軽く酢飯 ご飯に少々の市販の「すし酢」を入れます

巻くものは
焼肉のたれで薄切りの牛肉を焼いたもの
甘味として砂糖を入れた卵焼き
ニンジン・ほうれん草などの野菜のナムル(細切りにして茹でて、すりおろしニンニク、塩、ごま油、すり胡麻をまぶす)

後はのり巻きの要領で巻きます。カットは切れる包丁でしてください。崩れると見た目が悪くなってしまいます。美味しいですよ~!

キンパの由来

キンパは、元々はキムパプと呼ばれます。キムは海苔、パプはご飯です。日本の海苔巻きご飯(巻きずし)に似ていますが、海苔にごま油を塗ることと、本来はご飯が酢飯ではありません。

韓国では、運動会や遠足などの手軽に食べれるお弁当の定番になっています。スーパーにはキムパプ用のハム、野菜などのセットが売られています。日本の巻きずしセットと同じですね。

起源は、韓国とする説と日本とする説の両者があります。純粋にどちらかというよりは、韓国の食文化と日本の海苔巻きの文化が融合して、キムパプが完成したというのが正解のようです。

日本と韓国の友好の印のような料理ということもできそうです!