高鍋町 舞鶴公園 ~巨樹と水琴窟~
少し足を延ばして高鍋町の舞鶴公園に行ってきました。舞鶴公園は高鍋城址公園とも呼ばれており、高鍋城の跡地を整備した公園です。高鍋城は日向地域を最初に治めた豪族の土持氏以降、伊東氏、島津氏が居城としました。豊臣秀吉の九州平定の後には秋月氏が移封され、明治時代まで高鍋藩秋月氏の居城となりました。
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巨樹・高鍋大楠
舞鶴公園には、国指定天然記念物に指定されている「高鍋のクス」があります。旧八幡神社の神木でもあります。樹齢は500年以上とされ、幹周囲は10mに及びます。
2007年に台風5号で枝の一部が折れ、幹の痛みが進んでいます。近づくと、樹の根本は台形の土地の端に位置しており、ワイヤーで倒木しないように引っ張っています。
でも若葉がたくさん茂っており、まだまだ数百年大丈夫そうな雰囲気です。これからも高鍋で元気に過ごしてほしいです。
水琴窟(すいきんくつ)
舞鶴公園の敷地の中に「萬歳(ばんざいてい)はなれ」があります。萬歳亭は、秋月種樹の邸宅を復元したもので、1987年に内部を改修し、台所、湯殿をつけて復元されました。裏庭に「水琴窟」があります。
水琴窟とは、日本造園装飾の一つで、技術上の最高傑作の一つとされています。その起源は江戸時代の初期といわれ、水琴窟として知られるようになったのは江戸時代中期のころからです。もともとは、手洗い場の排水設備でしたが、時々風流な音を出すので、庭師によって改良が加えられました。
手洗い鉢のような空洞のできるものを地中に埋め、その中に水滴が落ちるような構造です。地上にかすかに響く水音を楽しみます。
萬歳亭の裏庭の静かな環境で、かすかに聞こえる水音はとても風流でした。
珈琲Brain(ブレーン)
水音を楽しんだ後に、高鍋町でランチを食べました。
我が家の定番「Brain」に行きます。Brainはサラダのドレッシングが劇的に美味しいので、ときどきお伺いしています。
いつもは、ビジネスランチをお願いするのですが、本日はポークカツカレーにします。
ポークカツがさくさくでジューシーなのはもちろんなのですが、カレーのコクが良い感じです。素晴らしいです!
このポークカツカレーのためにときどき高鍋町に足を運ぶことになりそうです!