西米良村 歴史民俗資料館 ~ おがわ作小屋村

娘のころの友人が、西米良村がとても良かったということで、少し足を延ばしてみました。2021年3月27日には晴天で暖かくいろいろなところで桜を含めた花が咲き乱れており、天国を散歩した気分になりました。

菊池記念館

まずは、西米良村の駅前から少し離れた駐車場に車を停め、菊池記念館を訪れます。

菊池氏の由来は、1501年に熊本県北部の隅府城主の菊池氏が北朝の圧迫により島原に逃れる際嫡子重為をひそかに日向米良山中に落ちのびさせました。その後米良一帯を領したのが、この地の菊池氏の始まりです。

菊池武夫さん(1975-1955年)は地元の名士でかつ日本の名士と言える方で、明治維新後に自分の所有する山林地を全て領民に分配してその生活を助けたことから、領民からの人気は大きかったようです。

陸軍では中将まで務め、その後は貴族院議員になり、国に貢献しました。

記念館の入館は無料

記念館の中には家系図、鎧などの展示もあり、落ち着いた空間となっています。

西米良村歴史民俗資料館

菊池記念館を少し奥に行くと、西米良村歴史民俗資料館があります。写真撮影は禁のために記録はありませんが、中に入ると説明の音声を流していただけるので、充実感があります。菊池家の歴史、江戸末期の農耕などを学ぶことができます。

2階が入口で、1階に農耕器具の展示があります。

西米良村に古来より伝わる焼畑農耕用具約1000点(内515点は国指定重要有形民俗文化財)と菊池家の遺品等を所蔵展示しています。とにかく、何から何までいろいろなものが展示されていました。

巨樹 オガタマノキ

資料館での学習を終えた後は、村所小学校に向かいます。小学校の敷地には、名木「オガタマノキ」があります。オガタマノキはモクレン科オガタマノキ属の常緑高木です。古来から神聖視され、神社仏閣では御神木とされることが多いようです。長楕円形で光沢のある葉は、神前に供え、神霊を招くためにも使われます。この葉は「招霊(オキタマ)」と呼ばれ、これが転じてオガタマノキと名付けられたの説もあります。

樹齢は130年くらいで、樹高は15m以上あります。

小学校が現在の地に移転した1906年ころに記念樹として植樹されたようです。

130年とは思えないくらい趣のある巨樹でした。こんな樹が自分の小学校にあったらとても誇らしく思えます。西米良の小学生がうらやましいです。

おがわ作小屋村

ランチは、おがわ作小屋村で頂きます。名物の「おがわ四季御膳」を予め予約しました。

席に座り、少し落ち着いたころに ど~ん!

予想はしていましたが、これはすごい圧巻でした!

野菜中心のヘルシー料理ですが、ジビエのシカの甘酢和えも良い味です。おから天も香りがたまりません。

ゆずの甘露煮・・、ゆずイケてます!

大満足でした!