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早水公園の湧水は、公園内にある早水神社の祭神髪長媛が産湯として使われたという井戸の遺跡が伝わっています。5世紀ころ髪長媛は、絶世の美女との聞こえが高く、朝廷に召されました。時の皇太子仁徳天皇は一目惚れし、父の応神天皇に懇願して皇太子妃とされました。そんな言い伝えのある早水公園に散歩に行きました。
早水公園の概要
駐車場に車を停めると、地図が目に入ります。現状掌握のために眺めていると、現在地は第六駐車場の前だと判明しました。
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早水公園の成り立ちは、1969年度から都市公園として本格的に公園整備が始まりました。1981年に、視聴覚室や弓道場を備えた体育文化センター、1983年に万葉集に登場する植物を集めた万葉植物園、1995年に芝生広場や児童プール、あやめ園などを整備し、2005年3月までに親水広場や多目的広場、香りの広場などが整備されました。
広さは15.3 haで、設備の充実の程度からは総合公園と言ってもよさそうです。
万葉植物園
万葉植物園に向かいます。
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万葉植物園は 0.8 haの面積で、終日無料開放されています。園内には、「万葉集」に詠まれた植物の歌碑がそれぞれの植物の脇に立てられています。
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それほど広くはないスペースですが、小道のレイアウトに工夫が凝らしてあり、とても風情があります。
髪長姫池
飲めば美人になると言い伝えられてきた湧水が、髪長媛池、鷹取池など六つの池があります。その周囲には、紫色のあやめがぽつりぽつりと咲いています。2021年5月8日の時点では、少し花のピークは過ぎていました。1週間前だと良かった印象です。
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鳥が橋から真剣に池の水面を見ています。魚を狙っているように見えますが、池の中は大きな鯉しかいません。虫を狙っているのでしょうか。真意はわかりませんでした。
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スッポンに出会う・・
あやめ園に向かう途中で亀に出会いました。よくみると甲羅はつるつるでスッポンのようです。
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あやめ園のあやめはまだらに咲いているのみでした。
10分もせずに道を戻りましたが、スッポンはすでに不在となっていました。甲羅の固さを確かめようと思ったのですが、できませんでした。
楽しく散歩することができました!