花の名所「市民の森公園」宮崎市
宮崎市の東側に四季折々の花が咲く市民の憩いの場である市民の森公園があります。正式名称は「阿波岐原森林公園 市民の森」と呼びます。例年であれば、花をテーマにしたイベントが季節ごとに開催されています。
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「阿波岐原」と「青木ヶ原」?
宮崎に来たばかりで実際に訪れる前は、「阿波岐原(あわきがはら)」という地名は、「森」という印象と合わせて、自殺の名所「青木ヶ原(あおきがはら)樹海」と同じような樹海が広がっていると感じていました。でも数年前に「はなしょうぶまつり」を見に行ったときから、イメージは大きく変わりました。
「阿波岐原」は、歴史書「古事記」の舞台で、祝詞の冒頭では「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」と唱えられています。阿波岐原の広大な松林にある江田神社は、男神イザナキと女神イザナミを祀っています。公園の広さは 29.3ヘクタールで、東京ドーム6.3個分の広さになります。森という名称ではありますが、はなしょうぶ園、椿園、梅園などといくつかの花の見どころを配置した季節により顔を変化させる観光名所です。
東園と西園
公園は、道路を挟んで東園と西園に分かれます。2021年1月16日は、西園の散策です。まずは、西駐車場からのスタートになります。公園に入ると運動広場周辺で家族が数グループゆったりと散歩、運動、お茶などをしています。宮崎は冬でも風が穏やかな日は屋外でコーヒータイムが楽しめます。
椿園を通ります。1月16日の段階で、椿がきれいに咲いていました。冬は虫の姿がめっきりと減りますが、ミツバチの姿を見つけて、春の訪れを感じました。
そろそろ梅が咲いているかと想像し、梅園に足をのばします。まだ、咲いてはいませんでした。
1月末くらいが、満開かなあなどと考えながら散歩しておりました。緊急事態宣言中ということもあり、観光客はほとんどなく、地元の人がぱらぱらといるだけでとても平和な雰囲気です。
あれ?ありました!
一本だけ、花を咲かしています。来園した人に少しだけサービスしてくれているようでした。ありがとうございます!
管理者は
宮崎県は、新型コロナウイルス感染症の県内拡大を受けて2021年1月9日から緊急事態宣言をしています。それに伴い宮崎市が管理している「宮崎市フェニックス自然動物園」「フローランテ宮崎」は1月9日から当面の間休園になっています。お気に入りのキリンさんにも会えない日々が続いています。
この市民の森公園は、休園になっておりませんので、宮崎市の管轄ではないと感じました。調べてみますと、宮崎県の管轄で「マリンパークス」という企業が管理しているようです。
宮崎市の施設は休園で、宮崎県の施設はこの公園以外にも博物館、図書館などは制約を設けながらも利用可能です。この差はなんだろうと思った次第です。落としどころは難しいのですが、屋内の施設はお休みもしくは強い制約のもとで利用可能で、屋外の施設は緩い制約のもとで利用可能なのが良いかと思いました。この辺りは、感染リスクが高いか、低いかの問題で、白黒はっきりしているわけではないので、判断が難しいのだと思います。利用する側も、感染リスクを考慮したうえで利用するしかないようです。