宮崎ブーゲンビリア空港 ~宮崎県の空の玄関口~

宮崎県は新幹線がありません。そのために飛行機は重要な移動手段となっています。しかしながら、新型コロナウイルスの関連で、飛行機には2020年1月以来乗っていません。宮崎和牛のビーフジャーキーが食べたくなり、飛行機には用はないのに、宮崎空港を散歩しました。

宮崎ブーゲンビリア空港の歴史

宮崎空港は、1943年に旧日本海軍の赤江飛行場として建設されました。1945年の終戦時に連合軍により接収されます。赤江飛行場は、多くの特攻隊が飛び立った基地として有名です。

1954年には航空大学校が設立され、訓練飛行場として「宮崎飛行場」が開港されました。1955年には民間の飛行機が飛び始めます。

いくつかの拡張工事を経て、2014年に愛称として「宮崎ブーゲンビリア空港」の名前が発表されました。「ブーゲンビリア」は、宮崎県観光の父と言われた岩切章太郎さんが宮崎の景観づくりの一環として植栽等に取り組まれたものであり、空港ビルでも、その苗を県民に配布するなどしていたそうです。

日向神話ステンドグラス

空港には、巨大なステンドグラスが鎮座します。これは影絵作家の藤城清治さんが神話の原画を描き、その原画を基にステンドグラス工芸家として有名なバロック工房の臼井定一さんが作成した作品です。

近くで見ると、宮崎県が舞台の神話「海幸・山幸」「天の岩戸」などをモチーフとした作品となっていることがわかります。素晴らしいです!

エアプレインパーク

屋上にはエアプレインパークがあります。展望デッキとなっており、滑走路全体を見渡すことができます。

飛行機の展示もあります。木製のデッキの広場となっており、開放的な雰囲気が最高です。

仙台にて東日本大震災の津波被害を逃れた航空大学校の訓練機(ビーチクラフトC90Aキングエア)

宮崎に住んで10年近くになりますが、こんな場所があったとは初めて知りました。

宮崎和牛ビーフジャーキー

最近、和牛ビーフジャーキーがテレビで紹介されることがあります。脂が美味しいので食べたことがなくても、美味しいと想像できます。

宮崎空港で購入できる宮崎牛ビーフジャーキーは、本当に美味しいです。私は、筋肉の線維に垂直に1cm幅程度にハサミでカットして、少しずつビール(または赤ワイン)と一緒にいただくのが大好きです。小林市の霧島連山のふもとにある西ノ原牧場で製造されています。

30gで700円。保存は冷蔵で、賞味期限は1カ月以上あります。

福島県で働いていたころにこのジャーキーをお土産に職場に持っていったことがあります。非常に好評でした。

パティスリーハラ

もう一つよく購入するのが、パティスリーハラの「ぼうちーず」です。

宮崎県はちょっとしたお菓子屋さんがどこでも「チーズ饅頭」を作っています。haraのぼうちーずは、このシリーズの最高峰の一つです。以前は、小林市に行く人を探しては購入をお願いしていましたが、空港で購入できることを知ってからは空港に購入しに行きます。

裏切らない美味しさです

元祖おび天本舗

元祖おび天本舗が、空港に入っています。もちろん、日南にあるおび天の支店です。数百年の歴史の味を空港で購入できます。

飛行機に搭乗するときは、一つだけ温めてもらいます

チーズ、しそ、たまごを購入します。

チーズは、こってりとした部分とおび天の調和が良い感じで、しそは、実が含まれており、カリカリとした食感とその後のしその香りがとても美味しいです。たまごは丸々の卵が一つ包まれており、ほんのりとした甘さが美味しさを引き立てます。私はしょう油を1滴とわさびを少々つけて食べるのが好きです。

駐車場はとてもとても広いです

駐車場は、コロナ以前の連休でも満車になることはほとんどないくらい広いです。売店を利用すると2時間無料になります。

宮崎県全域の名品を購入できますので、ちょっとしたモールに来た気分になれるのかもしれません。